2013年から「ヤングエース」にて連載が始まった超人気作品の一つである「文豪ストレイドッグス」。
2026年4月号にて第1部が完結し、第2部への期待が高まっている文ストですが、未回収だと思われる伏線や説明があまりされなかった謎などが多く残されています。
今後、重要になりそうなものもあれば、伏線回収はされないかもしれないけど、考察の余地があるものなど、様々です。
今回は第1部に残された未回収の伏線と今後言及や詳細が明かされそうな謎などを一つ一つ見ていこうと思います。
- 未回収の伏線:文豪ストレイドッグス
- 「本」の正体:文豪ストレイドッグス
- 「中島敦」と「栞」の関連性:文豪ストレイドッグス
- 本来の世界と可能性の世界:文豪ストレイドッグス
- 夏目漱石:文豪ストレイドッグス
- ドストエフスキーの正体と過去:文豪ストレイドッグス
- 「時計塔の従騎士」:文豪ストレイドッグス
- そもそも「異能力」とは一体何なのか?:文豪ストレイドッグス
- 中島敦と太宰治の幼少期:文豪ストレイドッグス
- 「中原中也」と「アラハバキ」:文豪ストレイドッグス
- シグマの行方:文豪ストレイドッグス
- ラヴクラフト:文豪ストレイドッグス
- ホーソーンとミッチェル:文豪ストレイドッグス
- ニコライ・ゴーゴリは何者なのか:文豪ストレイドッグス
- ドストエフスキーが発言した「あの男」とは?:文豪ストレイドッグス
- 約定の地とは何なのか:文豪ストレイドッグス
- 考察&謎:文豪ストレイドッグス
未回収の伏線:文豪ストレイドッグス
まずは第2部で回収される可能性大の伏線を見ていきましょう。
「本」の正体:文豪ストレイドッグス
これが本作一番重要な伏線でしょう。「本」正式名称は「白紙の文学書」。「組合編」にてその存在が初めて言及されて以降、謎だらけのモノです。
この「白紙の文学書」はその名の通り、無印の「本」であり、ページに物語として成立する文を書くと、それが現実になるという。
例えば、本編の「天人五衰編」では「武装探偵社が実はテロリストだった(要約)」とページに書き込まれたことで、探偵社員全員に濡れ衣を着せたのです。
他にはこれも要約ですが、「探偵社の無実を信じない」という厄介なことも書かれてしまったため、それも現実となってしまいました。(後に、江戸川乱歩の活躍により、一部の警察たちに無実を信じさせることが出来ましたが。)
一見すると世界を滅ぼしかねない危険なモノですが、何でもかんでも現実になるわけではなく、あくまで物語として成り立たないと現実にならないんです。例えば、これは作中でも例として挙げられていましたが「人類は突如滅亡した」と書いても、現実は改変できません。
改変する条件としては「物語的な因果整合性」が必須となっているのです。本編の登場人物の一人である種田長官はこの「白紙の文学書」を「その手の異能力が生み出した」と推測していましたが、乱歩に言わせれば「あれ(本)は異能力のさらに上の何か」とのこと。
更にはこの「白紙の文学書」は非常に丈夫なものらしく、フィッツジェラルド曰く「どんな炎にも異能力でも傷つかない」とされる代物。また、この「白紙の文学書」は横浜のどこかに隠されているとのことですが、未だにその在りかは分かっておらず、そもそもどうして横浜にあるのかというのも謎です。
なお、本作の登場人物でこの「白紙の文学書」を狙っているのは以下の人物です。(目的など書いておきます。)
① フランシス・フィッツジェラルド:妻のために死んだ娘を生き返らせる。
② フョードル・ドストエフスキー:異能力者がいない世界を生み出す。
③アガサ・クリスティー(彼女は確定していませんが、可能性大):不明。
この3人のうちアガサ・クリスティーは上記にも書いている通り、確定情報ではありませんが、彼女が劇場版「dead apple」で横浜を焼き尽くそうとしたので、彼女も「白紙の文学書」を探しているのでは?と有力視されています。
その他、フィッツジェラルドが作中で「白紙の文学書」はある予言異能者が横浜に封印したと言及していましたが、この辺りも不確定な要素ばかり。一応、「白紙の文学書」のデザインや見た目は明かされているのですが、実物はまだ出てきていない状態。謎はそれだけではなく、何故かこの「白紙の文学書」の表紙には「ストレイドッグ」と英語で書かれています。
本作のタイトルでもある「ストレイドッグス」と何らかの関係があるのを匂わせているのでしょうか?なお、この「ストレイドッグ」というのは「迷い犬」という意味があります。
↓「白紙の文学書」のデザイン。

「中島敦」と「栞」の関連性:文豪ストレイドッグス
謎が謎を呼ぶアイテムである「白紙の文学書」。しかし、この「白紙の文学書」には私たち読者が想像もしなかった衝撃の真実がもう1つ隠されていたのでした…。
漫画の119話にて、ドストエフスキーは主人公の中島敦に対してこのようなことを述べています。
正体不明の存在である「白紙の文学書」ですが、上記のドストエフスキーの発言により更なる謎が生まれましたね。敦はフィッツジェラルドによって70億の懸賞金が賭けられているのですが、その理由は彼が「栞」であることが深く関係しているのだと思われますね。
また、敦の存在を「栞」と呼ぶ人もいれば、「この世の楔(くさび)」と呼ばれることもあるという…「楔」と「栞」…一体どんな関わりがあるのでしょうか?
現時点で考えられるのは敦が「白紙の文学書」を「楔」のように繋ぎ、「栞」のように止める役割を持っているのではないかということ。何であれ、この伏線が第2部で重要なキーポイントになるのは間違いなさそうです…。
本来の世界と可能性の世界:文豪ストレイドッグス
この伏線も「白紙の文学書」の関するもの。どうやら文豪ストレイドッグスの世界には「本来の世界」と「可能性の世界」が存在し、このうち「可能性の世界」は「白紙の文学書」に書き込まれたことによって出来る世界。
本作のスピンオフ作品である「文豪ストレイドッグスbeast」の世界線は「可能性の世界」の一つに過ぎないことが作中で太宰治の口から明かされいます。
この世界線は芥川龍之介が武装探偵社、中島敦がポートマフィアに所属し、本編では死亡したはずの織田作之助が生きていて、太宰治はポートマフィアのボスという設定になっています。
太宰によれば「可能性の世界」というのはいつくもあるとのこと。すなわち本編の文豪ストレイドッグスの世界も「本来の世界」ではなく、「白紙の文学書」によって生み出された世界である可能性があるのです。
他には、可能世界の中にも「白紙の文学書」は存在するとのことですが、物理現実にあるものとは仕様が異なっている部分があります。「beast」世界線の「白紙の文学書」はページに何かを書き込むと、その世界自体を書き換える、あるいは消滅してしまうらしいです。
そして太宰は「無数のあらゆる可能性世界、あらゆる選択と条件変化によって無限分岐した世界の可能性すべてが、折り畳まれて内在している」と「beast」の中で言っており、「白紙の文学書」に文を書き込むと対応する可能世界と物理現実(文豪ストレイドッグス本編の世界。)と入れ替わるという仕様となっています。
かなりややこしい上に分かりにくい設定になっていますね(笑)口では分かりやすく説明できないかもしれないので、更なる詳細が気になる場合は「文豪ストレイドッグスbeast」を読むことをおすすめします。
「本来の世界」とは本編の世界線なのか、はたまた別に存在する世界なのか…この部分も第2部で詳しい詳細が明かされるのを期待ですね。
夏目漱石:文豪ストレイドッグス
横浜の「三刻構想」を作り、福沢諭吉、森鷗外、果てには織田作之助にも強い影響を与えた人物である夏目漱石。
彼の異能力である「吾輩は猫である」は猫の姿になれるということ以外は詳細が不明であり、太宰治曰く「万物をも見抜く最強の異能」と述べているあたり、かなり強大な分類の異能であることが伺えます。
夏目漱石本人が本格的に登場したのは「共食い編」からですが、実は猫の姿の状態で過去編にも度々登場していました。
例えば、「黒の時代編」では「バー・ルパン」という酒場に、「太宰、中也15歳」にも擂鉢街にいました。更にはシーズン4及び小説版の「武装探偵社設立秘話」では人間の姿で登場しています。
武装探偵社の社長である福沢諭吉とポートマフィアのボスである森鷗外ですら頭が上がらない程に偉大な人物なのですが、異能力の詳細、強さ、正体、三刻構想を実現しようとした理由など、その他諸々、この人も数多くの謎が残されているキャラクター。
「吾輩は猫である」がどんな能力なのかが非常に気になるところで太宰が「最強の異能」と言っている辺り、ドストエフスキーの「罪と罰」のように私たち読者の想像を絶する能力なのかもしれません。
↓夏目漱石の本来の姿。普段は猫の姿をしており、武装探偵社の春野綺羅子の飼い猫として過ごしている模様。

↓猫の姿の時。春野に「みいちゃん」と名付けられ、溺愛されている模様。

ドストエフスキーの正体と過去:文豪ストレイドッグス
原作漫画の3巻に、アニメではシーズン2にて謎の人物として姿を現し、超人的な頭脳で武装探偵社やポートマフィアすら翻弄した危険人物であるフョードル・ドストエフスキー。
先述で書いたように、彼もまた「白紙の文学書」を狙うキャラの一人で、「異能者のいない世界」を創ることが目的なのですが、その一方で、出自、過去、正体、年齢すら不明であり天人五衰のシグマに「世界に空いた黒い穴」と言わしめるほどの謎の存在。
彼自身も異能者なのですが、生まれつき虚弱体質らしく、戦闘能力は一切持ちませんが、その代わり、人間とは思えないほどの頭脳、計画性を持っており、その賢さは江戸川乱歩や太宰治を上回るほど。
読者から(特に石田彰ファンの人。)は「美形悪役」として人気もあるキャラクターなのですが、どうして異能者のいない世界を創ろうと思ったのか、その理由すら不明であり、過去なども明かされないまま第1部は完結してしまいます。
第1部の終盤にてドストエフスキーが「僕はあなたたち(異能者)が嫌いなんです」と言っていることから、彼もまた何かしら悲惨な過去を持っていることが伺えます。
前述の通り、出自が不明な彼ですが、公式ガイドブックにて彼のプロフィールに「自分を色で例えると?」というのに「故郷の雪の白」と書かれていることと、ロシア語が理解できるようなので、恐らく出身地はロシアあるいは、故郷に雪が降っていたことを踏まえるとシベリアだったのではないでしょうか?(実際に史実のドストエフスキーもロシア人。)
彼の異能力である「罪と罰」は長い間どんな能力なのか詳細がありませんでしたが、25巻にてようやく明らかになります。それはなんと「自分を殺した相手が次のドストエフスキーになる」というかなり衝撃的かつぶっ飛んだ能力でした。
つまり、相手に殺されなければならないという条件付きではありますが、見方を変えれば誰かに殺され続ければ永遠に生きることが出来るということ。ほぼ不死身と言ってもいいでしょう。
更に衝撃的な真実もあり、シグマがムルソーでドストエフスキーの情報をすべて読み取るのですが、その記録の中に彼の信じられない過去が1つ明かされました。なんと、ドストエフスキーは西暦1400年頃か、それ以前に生きていることが分かったのです。
西暦1400年はブラム・ストーカーが伯爵であり、領主であった頃の時代だと思われ、すなわち、ブラムとドストエフスキーは同年代である可能性が高いです。また、この回想シーンにてドストエフスキーはブラムの配下に殺されるのですが、能力が発動したことでその場で復活しています。
恐らく、彼が誰かに殺されるのはこれが初めてではないことが表情や行動などで考察でき、下手したらこの時代よりもっと前に存在しているという可能性があっても不思議ではないでしょう。
文ストの現代が2012から2013年と設定されているようで、少なくともドストエフスキーの年齢は600歳以上ということになります。ここからは重大なネタバレになるのですが、ドストエフスキーは武装探偵社、ポートマフィア、組合、異能特務課に追い詰められますが、持ち前の頭脳で逃げ切ろうとします。
しかし、最終的に福地桜痴に首をはねられ、ドストエフスキーが転生しないように、今度は福地が腹を切ります。転生先の相手が死ねば、ドストエフスキーも復活出来ない…これが彼の異能力の唯一の弱点でした。
福地が死亡したことで、ドストエフスキーも本当の死を迎えたのですが、読者やファンによると、彼がこんなところで終わっていいのか?と思う人も多いようで、第2部にてドストエフスキーの過去が明かされて欲しいと思うファンもいる模様。(実際に私もそう思っています。)
各人物に闇や暗い過去、歪んだ部分を持っていることが多い文ストのキャラの中でも、ドストエフスキーは特に歪で人間とは思えない程に冷酷非情かつ滑稽な性格なのですが、上記のセリフを考慮すると彼をここまで歪めた原因があるはずですよね。
想像を絶する長い年月を生きていたドストエフスキー。600年以上の年月の中で彼に一体何があったのでしょうか…彼にも数え切れないほど未回収の伏線や謎が残っているのと、個人的にはブラム・ストーカーと因縁があるのでは?と思っていますので過去編か第2部での再登場が期待されますね。
↓福地に首を斬られるドストエフスキー。

「時計塔の従騎士」:文豪ストレイドッグス
「白紙の文学書」と同じくその存在は初期から明かされていて、度々言及もされるのに、正体不明が不明なもの。それは「時計塔の従騎士」と呼ばれる英国の近衛騎士団です。
アガサ・クリスティーはこの「時計塔の従騎士の近衛騎士長です。作中では「天人五衰編」にて「ワンオーダー」の封印解除を要請させ、それを容認。「秘密郵送チーム」と呼ばれる男性2人が「ワンオーダー」を福地に渡すために空港に向かっていました。
第1部での活躍…というか行動などはこれくらいで、一体どんな組織なのかは現時点で分かっていません。しかし、本編とは別の番外編や小説などでは「時計塔の従騎士」に関する情報が見られました。その情報とは以下をご参考。
① 6年前(太宰治がマフィアだった頃。通称「黒の時代」)に異能犯罪組織ミミックを狙っていた。
② 8年前(太宰と中也が15歳の頃。)ポール・ヴェルレイヌに3人もの騎士を殺される。更には囮だった影武者の女王を暗殺。
上記の2つが本編の前に起きた出来事です。更には劇場版「文豪ストレイドッグス dead apple」にてアガサ・クリスティーが登場し、横浜を焼き尽くそうとしました。最終的には未遂となりましたが、この出来事から彼女の目的が何なのか考察するファンも多いです。先程も少し触れていましたが、アガサ・クリスティーも「白紙の文学書」を狙っていたのではないか?ということ。
根拠としては、フィッツジェラルドが「白紙の文学書」を手にするために横浜を壊滅させようとしたため。彼と同じことを起こそうとした、アガサ・クリスティーも同じく「白紙の文学書」を探していたのではないか?という考察です。
「時計塔の従騎士」はどうやら人間の範疇を超えた超越者級の異能を持つ人物が集まっているらしく、兵士1人でテロリストを壊滅できるほど。この組織の役割は「王室をお守り」することみたいです。
この組織に所属している異能者は人間の範疇を超えているという設定があるあたり、かなりの強敵、あるいは強者であることは間違いなさそうです。下手したら「天人五衰」「ポートマフィア」「組合」よりも恐ろしい存在なのかも?
何より、この組織は英国にあるということ。第2部では舞台が横浜からロンドンに変わることが129話のラストページからでも分かるので、「時計塔の従騎士」が登場するのはほぼ確定なのではないでしょうか。
登場したとしたら、メンバーは英国の文豪たちが所属しているでしょうね。少なくともアガサ・クリスティーは確定。読者の間では乱歩、ポオに続いて3人目の推理作家としてコナン・ドイルが出てきてほしいと思う人は多いみたいです。せっかくなので、英国を代表する文豪たちを10人紹介します。(その人たちの代表作もまとめて。)
1 ウィリアム・シェイクスピア :ロミオとジュリエット ハムレット
2 ルイス・キャロル:不思議の国のアリス
3 ジョナサン・スウィフト:ガリヴァー旅行記
4 チャールズ・ディケンズ:クリスマス・キャロル 大いなる遺産
5 アーサー・コナン・ドイル:シャーロック・ホームズシリーズ
6 アガサ・クリスティー:名探偵ポワロシリーズ そして誰もいなくなった
7 オスカー・ワイルド:ドリアン・グレイの肖像 幸福な王子
8 エミリー・ブロンテ:嵐が丘
9 ジェーン・オースティン:高慢と偏見 エマ
10 ロバート・ルイス・スティーヴンソン:宝島 ジキルとハイド
このうち、コナン・ドイルは名探偵、スティーヴンソンは二重人格キャラとして出てきたら面白そうですね!
そもそも「異能力」とは一体何なのか?:文豪ストレイドッグス
中島敦と太宰治の幼少期:文豪ストレイドッグス
「中原中也」と「アラハバキ」:文豪ストレイドッグス
シグマの行方:文豪ストレイドッグス
ラヴクラフト:文豪ストレイドッグス
ホーソーンとミッチェル:文豪ストレイドッグス
ニコライ・ゴーゴリは何者なのか:文豪ストレイドッグス
ドストエフスキーが発言した「あの男」とは?:文豪ストレイドッグス
約定の地とは何なのか:文豪ストレイドッグス
考察&謎:文豪ストレイドッグス
アガサ・クリスティー:文豪ストレイドッグス
太宰が予測する未来:文豪ストレイドッグス
人間じゃない「異能力」たち:文豪ストレイドッグス
ブラムが「聖剣」に初めて刺されたのはいつ?:文豪ストレイドッグス
ドストエフスキーはいつの時代の人間なのか:文豪ストレイドッグス
ブラムの人間時代:文豪ストレイドッグス
幸田文の元ネタ:文豪ストレイドッグス
辻村深月の母親:文豪ストレイドッグス
「虎」は本当に「敦」の異能力なのか:文豪ストレイドッグス
過去が不明な重要人物たち:文豪ストレイドッグス


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